目黒エリア情報紙ターミナル春号の裏表紙を担当しました。古布コラージュ「和色―桜色に染まる」和色の名前には、その背景にある歴史や生活、自然、そして「心」のメッセージが込められたものが多くあります。今回の和色は「桜色」。一番淡く白に近い、やさしいピンク色で、「桜色」のものには桜貝や桜エビ、桜餅や桜鯛などがあります。どれも「やさしさ」や「和み」を感じるものばかり。心の表現では「ほんのり桜色に頬を染めて」など、素敵。古今集にある「桜色に 衣は深く 染めて着む 花の散りなむ 後の形見に」は心惹かれます。いよいよ、心やさしい春の到来です。
古布コラージュ・アーティスト住川 信子