
「杜若」と書いて「かきつばた」と読みます。「杜若」はアヤメ
科の多年草で、5・6月ごろ濃い紫色の花を咲かせますが、その紫色が「杜若色」。どちらも優れていて、優劣がつけにくい場合に“いずれアヤメか、かきつばた”という慣用句がありますが、見分け方は「杜若」は花びらの中央に剣先に似た白い筋が入っているのが目印。アヤメは花びらに網目(綾目)があります。尾形光琳の「かきつばた図」や伊勢物語の「からころも きつつ…」の和歌でも有名な花ですが、花言葉は「幸運は必ず訪れる」とか。未来を見つめたクリア色です。
古布コラージュ・アーティスト 住川 信子
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