江戸初期の近海小室の藩主・小堀遠州は、本名を正一といい、茶道にも長け、茶人千利休はや古田織部とも親交があり、徳川の茶道の指南役として活躍した人です。この小堀正一が 1608 年、 家康の駿府城の作事奉行となったことから、静岡県西部の呼び 名、遠州にちなみ小堀遠州と呼ばれるようになったとか。書画・ 和歌、特に桂離宮などの造園でも才能を発揮した総合芸術家で、 茶道では「綺麗寂び」を茶風としましたが、遠州が好んだと言 われる遠州茶は、赤味がかった淡い茶色で、雅と品のバランス のいい「綺麗寂び」な色です。
◆古布コラージュ・アーティスト 住川 信子
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