
第二回 古布コラージュ展『布 琳派』展 by 住川 信子琳派誕生から400年の時を経て 特別展示「桜・目黒川 夕映えに染まる…」他開催日時:2015年10月 2日(金)13:00〜19:00 2015年10月 3日(土)10:00〜19:00 2015年10月 4日(日)10:00〜17:00会場:代官山ヒルサイドテラス E棟ロビー東急東横線代官山駅 徒歩5分http://www.hillsideterrace.com/access/
概要:華麗な装飾と心を惹きつけるデザイン性で時代を超えて人々を魅了してきた琳派。その祖でもある本阿弥光悦が徳川家康から京都北部の鷹峯の土地を拝領し工房を開いた1615年を琳派誕生の起点とすると、今年が400年の節目の年になります。また、琳派の名前の由来となった尾形光琳の300回忌にも当たることから、各地で様々な琳派の催しが行われておりますが、今回、私も昨年に続く2回目の個展として、古布で琳派を表現した、古布コラージュ『布 琳派』展を開催する運びとなりました。 琳派の人々の大胆なデザイン性と発想、豊かな装飾感性とテーマは現代にも通じる魅力が数多くあります。今回の個展では、尾形光琳の「紅白梅図屏風」や、野々村仁清の「色絵芥子文茶壺」などのオマージュ作品の他、琳派の美意識を独自に展開した作品を展示いたします。 琳派の作品は時代によって様々な表現として受け継がれてきました。また古布も様々な人の手を経てきた歴史があり、“思いのつながり”では何か共通するものがあるように思います。作品の素材は全て古い着物やハギレ、古布を使用したコラージュ作品です。古いハギレを何枚も組み合わせ、全く新しいアートとして表現しておりますが、置き去りにされていた古布の再生・活用が、琳派の新しい表現につながればと思っております。 前回同様、ライフワークでもある桜の作品も出展いたします。目黒川の桜をテーマとした作品は、目黒川の桜の保全と再生に心を寄せながら製作しました。琳派感溢れる桜もご高覧いただければ幸いでございます。古布と琳派の コラボレーションを、ぜひごゆっくりお楽しみくださいませ。