古布コラージュ「和色―利休鼠」

目黒エリア情報紙ターミナル夏号の裏表紙を担当しました。
http://www.terminal-jp.com/

古布コラージュ「和色―利休鼠」

和色の名前には、人名が付くものが多くある。
その中でも特に有名なのが「利休鼠」色。
茶人、千利休が好んだであろう、品のいい緑色がかった鼠色だ。

「利休鼠」色が一般的によく知られているのは北原白秋が作詞した
「城ヶ島の雨」の歌詞にも出てくるからかもしれない。

「雨が降る降る 城ヶ島の磯に〜」の次は
「利休鼠色の雨が降る〜」と「鼠色の雨が降る〜」では、
城ヶ島の風景も一変する。

日本の色は本来、赤・青・黄色などの単純ではない。
色言葉で文化までも表現する。

鼠色一つからでも、凛とした利休の宇宙感まで
連想させる奥の深さを秘めている。

古布コラージュ・アーティスト
住川 信子

68